環境への配慮

はじめに

はじめに

 1997年12月、日本において「地球温暖化防止京都会議」が開催されました。以来、世界中で地球環境問題への取り組み が活発化しております。

 環境問題は、従来の「公害」とは異なり、自分が「被害者」であると同時に「加害者」でもあるという側面を持っております。

 平成12年度の「環境白書」では、社会全体のあり方を見直すと同時に、国民一人ひとりが社会の主人公として、足元からの 変革を進めていかねばならないことが指摘されております。

 本ページは、このような背景を鑑み、環境とは何かを少しでも理解し、日常活動において具体的に 取り組める問題を取り上げました。地球環境への負担が少なく、持続的発展が可能な社会を構築し、次世代に美しい地球がバトンタッチで きるための参考として役立てていただければ幸いに思います。 


環境とは

環境とは

 さて、そもそも「環境」とは何でしょう。広辞苑によりますと、 「めぐり囲む区域をさし、特に人間又は生物をとり巻き、相互に影響を及ぼし合う外界」 とされています。

 地球環境には、二つの区域があります。人為的に作り上げられたものでない区域が「自然的環境」であり、その中に人為的に作り上げられた区域は「社会的環境」となります。

 この「自然的環境」と「社会的環境」のバランスが崩れた時に生じる様々なひずみを「環境の悪化」と呼びます。二つの環境のバランスが崩れた時、人間を含む生態系に影響をもたらすこ とになるのです。 


環境の悪化を招くもの

環境の悪化を招くもの

 近年、地球規模で様々な環境問題が多発、深刻化しております。特に地球温暖化や大気汚染は急を要する問題です。

 これらの現象は、主として大気中に排出された有害物質や、 ガスによって起こるとされています。

 この有害な物質やガスの出所は、①固定設備により排出されるもの、②自動車や飛行機等の移動体より排出されるものに分けられます。

 これらの汚染物質[硫黄酸化物(SO),ばいじん,微粒子物質,一酸化炭素(CO),二酸化炭素(CO2),窒素酸化物(NO,NOx),炭化水素(HC),鉛化合物(Pb)など]が 増えてくると、今後ますます地球温暖化や大気汚染がすすみ、環境が悪化し、人や動植物をはじめ、建物などにも悪影響を及ぼしてしまいます。 


地球温暖化と大気汚染

地球温暖化と大気汚染

 地球温暖化を招くものとして、燃料を燃焼した際に発生する 多くのガスが挙げられますが、中でも一番影響を与えるものと して、「二酸化炭素(CO2)」があります。

 二酸化炭素(CO2)は、太陽の光は通過させますが、地表か らの熱は封じ込める性質を持ち、温室効果を招いて地球温暖 化をすすめるとされています。

 一方、大気汚染を招くものとしては、一酸化炭素(CO)、窒素 酸化物(NOx)、浮遊粒子状物質(SPM)があり、これらが大気 中に放出されることにより人体や生物に悪影響を及ぼします。

 これらのガスや汚染物質は、自動車やエンジンを搭載した車両から排出されるものが大きな原因に なっています。特にディーゼルエンジンから排出される黒煙の正体は「ディーゼル排気粒子(DEP)」と呼ばれるもので、この中には発ガン物質「ベンツピレン」等が含まれ、人体に有害とされております。 


便利さの陰で病んでいる地球

便利さの陰で病んでいる地球

 「物を運ぶ」ということは、この世に生きている者の悲しい宿命の一つだと言われています。運ぶ形態は変わっても、人は太古の昔から、生きるために物を運び続けてきました。

 昔は物を運ぶのに、肩でかついだり引きずったりして運んでいましたが、今日では、重い物を運ぶのにフォークリフトなどを使い、大量の物を運ぶのには、トラックや船、貨車等を利用し、大変便利になっています。

 一方、大量のガソリンや石油・石炭・軽油等を燃焼した際に排出されるガスの影響で、地球の気温が上昇したり空気が汚されてきています。この発生源は、エンジンを搭載した自動車や産業車両、建設機械車両等が大勢を しめています。物を運ぶ「手段」は便利になりましたが、その陰で地球は病んでいるのです。 


バッテリーフォークリフトは完全無公害車

バッテリーフォークリフトは完全無公害車

 いま、世界の主要国において地球環境を守る取り組みが行われています。我が国においても、地球温暖化防止京都会議以降、国をはじめ地方自治体、民間と、様々な取り組みがなされています。

 有毒ガスの排出量が少ない車両への切り替えで、環境負荷軽減を目指す動きが活発化する中、バッテリーフォークリフトの存在が大きく脚光を浴びています。 

バッテリーフォークリフトは完全無公害車

 バッテリーフォークリフトは、たとえ24時間働き続けても、CO2やNOxなどの有毒ガスを一切排出しません。まさに、人と自然と環境に優しい、「完全無公害車」なのです。

 かつて、蒸気機関車が電車に変わったように、すべてのフォークリフトがバッテリー式になる日もそう遠くない...

 日本で最初にバッテリーフォークリフトを世に送り出したニチユは、そう考えます。

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